ピアノという名の迷宮にて

奥深いピアノの世界を、ふらふらと彷徨っています。

「入魂のショパン2017」を聴きに行ってきました。 

今回の「入魂のショパン2017」のチケットは、1月の横山さんのリサイタルに行ったときに、

会場内のチケットブースで購入しました。

ネットでチケットを取るつもりでいたのですが、運よくネットよりも早く入手できました。

去年はどこの席を取ったかしら~と、去年のプログラムを見たら、あらまぁ、同じ列。

でも、去年はもっと通路側で良い席…(・・;)うーん、ネットで取っても良かったかしらぁ~?


第 1 部    DSCF1706.jpg  20170505.jpg

   op.25のエチュードですが、去年の「入魂のショパン2016」の最終曲でした。

   ワタクシがかつて発表会で弾いた曲が含まれるし、好きな曲も結構あるので、

   去年のサイン会の時に「また聴かせてほしい」ということを、横山さんにお伝えしたんです。

   今回、第1部に組んでくださったことは、全くの偶然だとは思いますが、

   「もしかして、リクエストに応えてくださった?」と思ってしまいました。(←気のせいだよ!笑)

 ○12のエチュード op.10
 ○12のエチュード op.25       
      しかし、どうしたらであんなに指が動くようになるのか?
      広い音域のアルペジオで弾かれる曲を聴いて 腕をちゃんとうまく使っているなぁ、と納得。
      私が先生によく言われることのひとつですが、腕の使い方がうまくできていないわけで、
      それに加えて、全身を使って弾けていないので、これからの課題になっているんです。
      ピアニスト諸氏の弾き方を見て、納得はするのですが、なかなか出来ないものです。
      
       op.25-7 は、自分が「こう弾きたい」と思いながらも、指がすぐに転んでしまう+
      弾くことで一生懸命なこともあって、難儀している箇所があります。
      でも、絶対出来るようにしてみせるぞー(^^♪まだまだ精進であります。

    

第 2 部
   あれ?音がさっきと違う気がする?ピアノ変わった?

   今回は、ステージの傍にもう一台ピアノがあって

   第1部終了後、調律師さんが、ステージ脇のピアノに、

   違うピアノから持ってきたと思われるアクション一式をセットしていた。

   あっ!さっきピアノの脇にあった「Steinway&sons」のロゴがなくなってる!

   やっぱりピアノが変わっていたんだ~。
     
   さて、ここでおバカで素朴な疑問。

   たとえば、家のピアノのアクションを、ホールのピアノにセットしたら、(もちろんサイズが合うことが前提)

   ホールのピアノが、自分の家のピアノのタッチになるのかな?

   次回の調律の時に、調律師さんに訊いてみよう。

 ○2つのポロネーズ op.26
 ○2つのノクターン op.27
     op.27-1と2は本来であれば、続けて弾くものだそうです。
     op.27-2は、まさしく、ショパン節炸裂的な曲。
     右手の、たとえようもなく美しいメロディを支える、左手の流れるような伴奏が
     メロディを全く邪魔していない。音のバランスが、まさにプロフェッショナル!
     それにしても、ピアノで、こんなに美しい音が出せるものなんだなぁ。
     こんな音が出せるようになったら、人生思い残すことないよね。

 ○プレリュード op.28
    24曲ある彼のプレリュードは、まだ正式にレッスン曲にしていただいたことはないが、
    私の脳裏にイメージが浮かぶ曲が結構ある。

    ショパンは、サンドとともに、療養のためにマジョルカ島へわたったが、
    気候が良かったのは初めのうちだけで、間もなく雨季に突入。
    このおかげで、ショパンは肺の病を悪化させてしまうのだが、
    もし、彼らがマジョルカ島に行かなかったら、
    ショパンはあと10年くらい長く生きただろうという説があるそうだ。
    ショパンの人生に、さらに10年という時間が与えられたとしたら、彼はどんな曲を書いただろうか?



第 3 部
    演奏の前に横山さんが、「ピアノが第2部から変わったのがわかりましたか?」と言われました。

    第1部と第5部のピアノは15年ほど前に造られた、比較的新しいもの。

    第2部から第4部までが40年ほど前に造られたピアノだそうです。

    確かに第1部でエチュードをひかれたピアノは、とってもブリリアントな音がしたけど、

    第2部からのピアノは、やや柔らかくしっとりとした音色に思える。

    で、この「しっとり系」のピアノが、とっても私の好みの音なの!マジで持ち帰りてぇ~!

    こんなすてきな音のピアノで練習出来たらいいなぁ~。

    でも、横山さんの弾き方あっての「あの音」だろうから、私が弾いても同じ音は出せないだろうな。

 ○即興曲 第1番   op.29
 ○4つのマズルカ  op.30
 ○スケルツォ 第2番 op.31
 ○2つのノクターン  op.32
 ○4つのマズルカ   op.33
 ○3つのワルツ op.34
 ○ソ ナ タ 第2番   op.35

    「アルペジオはヒラヒラ~ 音階はサラサラ~」

    うまく表現できないけど、私が思う、横山さんの手の動きは、言葉にすると、こんな感じ。

    手の上下運動なんて無駄な動きは全くなくて、ほぼ平行移動。

    音階やアルペジオの指くぐりについては、最初は、「しっかり親指を手のひら側に曲げる」と習うけど、

    速い曲や難しい曲を弾くようになると、指くぐりでは速度が出ないため、親指飛ばしを推奨される。

    これについても、私の場合、譜読み段階ではなかなか出来なくて、手首ガクガクと相成る。初心者かよ?



第 4 部
  横山ワールド、いよいよ炸裂!
 ○即興曲 第2番   op.36
 ○2つのノクターン   op.37
 ○バラード 第2番 op.38
 ○スケルツォ 第3番  op.39

     バラードとスケルツォは、まさに渾身の演奏。
     スケルツォの中間部に出てくる下降アルペジオが、美しすぎる。
 ○2つのポロネーズ   op.40
 ○4つのマズルカ    op.41
 ○ワルツ 第5番   op.42

     この曲こんなにかっこいい曲だったんだ、と再認識。独楽ねずみのように軽やかに動く指に驚愕。
 ○ボ レ ロ    op.43
 ○ポロネーズ 第5番    op.44

      この曲は次の「英雄op.53」と「幻想op.61」に隠れがちだが、とても重厚でかつ華やかな曲だ。



第 5 部
 ○アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22
 ○バラード 第1番   op.23

      やっぱり、この曲好きだわ。聴いているうちに、一度何とか通して弾けるようにしたにもかかわらず、
      その後の練習を怠ったせいで、弾けなくしてしまった自分に腹立たしくなったくらい.。
      絶対にまた弾けるようにしてみせるわ!
○ポロネーズ 第6番「英雄」 op.53
      ずっと弾き続けて、お疲れのはずなのに、横山さんのテンションがどんどん上がって行くさまを
      目の当たりにした感じ。
○ 子 守 歌   op.57
      新しいスタインウェイでも、タッチを多彩に変えて、さらにペダルを上手く使って、
      繊細なピアニシモを表現。すげえな、全く!
○舟 歌     op.60
○ポロネーズ 第7番「幻想」 op.61

      どうしたら、こんな音が出せるんだろう。マジに鳥肌立った!
      ピアノの道は果てしなく長く、そして深い…。
      自分もどこまで行けるか分からないけれど、出来るところまでやってみたい。




まぁ、簡単すぎて単なる記録になってしまいましたが、あまりに演奏に夢中になりすぎて、

まばたきしなかったみたいで、コンタクトレンズ愛用者のワタクシは、本日、すっかりドライアイ状態です。

今回もサイン会があったので、CDにサインいただいてきました。

去年同様、横山さんに自分の気持ちをちゃんとお伝えしてきましたよ~。

ただ、握手してくるの忘れました~(;^ω^) あうーっ!
                       2017年もサインゲット
席については、第1部で私の斜め前(ちょうど横山さんの見える位置)に座っていらした方が、

頭をあちこち揺らしていて、気になって仕方なかった。

そのかたの頭の位置によっては、ピアノごと横山さんの姿が隠されてしまうので、

ワタクシ、かなり「イラッ」としてました。

しかし、第2部からは静かになってくれて(○○レにでも行きたかったのか?)

しっかり横山さんの演奏姿や、ペダルの踏み方まで勉強させていただきました。

オペラシティホールは音響のいいホールなんだけど、1階席の前半分が、アリーナ席みたいつくりなんだよね。

段差がまったくないのです。私が思う、このホールの唯一の不満点です。



いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今年は、作曲家の武満徹さんの名を冠した、オペラシティホール開設20周年だそうです。
祝!20周年


ピアノランキング
関連記事
スポンサーサイト

2017/05/06 Sat. 23:12  edit

Category: この素晴らしき演奏家達

tb: --  |  cm: 2

top △

コメント

横山幸雄さんのコンサート行かれたんですね!
自身、何年か前に、横山さんのショパンのCD買いました。
今は、実家にありますが・・・
好みの曲は、幻想即興曲とバラード第3番です。
実にまじめで的確な演奏で好きです。

自身、ヘンデルの調子の良い鍛治屋をチェンバロとピアノのミックス音で
弾いてみました!良かったら聴いてくださいね~♪
http://kunichan0129.blog.fc2.com/

国ちゃん #- | URL | 2017/05/28 23:05 | edit

国ちゃんさま、いつもコメントありがとうございます。

毎年、必ず聴きに行っているのが、
ゴールデンウィークに催される、横山幸雄さんの「入魂のショパン」ですが、今年で5回目になりました。
他にも彼の演奏会にはポチポチと足を運んでおりますが、
何度も同じかたの演奏会に行っていると、
時々、「ん?今日はあまり調子よくないのかな?」と感じることがあります。
ただ、そこはさすがプロで、そういうのを引きずらない。
おそらく、得意な曲というのがあるのでしょうね。
そういう曲をきっかけに、がらりと弾き方が変わって驚かされたということも経験しました。

自分が思う「ショパンを、こう弾けたらいいなぁ」というイメージと、
横山さんの弾かれるショパンの演奏が、結構近いんですね。
というわけで、毎年勉強させていただいております。
今年は、まばたきもせずに聴き入っていたと見えて、翌日、一日中目がヒリヒリしてました(笑)

デジピは音をミックスするという楽しみができて、練習に張り合いが出ますね。
バッハは、チェンバロ音で弾くと、めっちゃテンション上がります。
これから、お邪魔させていただきまーす。

kusu #- | URL | 2017/05/28 23:33 | edit

top △

コメントの投稿

Secret

top △